差別の意識 〜やる側とやられる側〜
今回は差別についてのお話です。
アメリカで差別はかなりシリアスかつセンシティブなものです。
あなたの何気ない一言や行動が差別や侮辱に繋がりかねません。
同じく、そんなことは絶対に回避できるものではありません!
ただ、知っているのと知らないのとでは雲泥の差で、
これらについて少しでも知識があるとこれからの生活の中で新たなパースペクティブが見出せれるかもしれません!
<経験・体験>
今から語るのは、私の仲の良いベトナム人の友達が経験した悲しい話です。
彼が間も無く大学を卒業するある日の夕方、大学の食堂で他のベトナム人の友達たちとベトナム語で話していたそうです。
アメリカはものすごくインターナショナルだから大学内、街中、ありとあらゆる場所で多言語が飛び交います。
そんな中で彼らの近くにいた日本人グループの一人が大声で
「ベトナム語キモくね」
と言ったそうです。
彼は日本語を未熟ながら習得していたため、それを聞いてかなり落ちもんでしまいました。
なんで怒らなかったのと聞くと、
ショックでそれどころではなっかったと言っていました。
もしかすと今まで話してきたベトナム訛りの英語もいろんな人に気持ち悪がられたんではないかなど、悲観的に物事を考えるようになり彼は鬱になりました。
→気分は常にこのキム・ヨナのような感じだっったでしよう。
この点において一番悲しかったことは、なぜ日本人なんだ……
と言うところです。
彼は日本が大好きで独学で日本語を学びいつか日本に家族と旅行に行くんだと行っていました。
しかし、
あの一件以来日本人が怖くなったそうです。
ここで皆さんに気持ちの持ちようと、考え方について話したいと思います。
1 日本人について
私はあの場にはいなかったですが、多分彼らは日本語で話せば何言ってるのかもわからないでろうという、悪ノリで言った一言だったでしよう。
ただし、それは一般的に見て善悪の判断はつきますよね?
いくらアメリカだから英語で話せよと、ツッコンでも第一にアメリカの主要言語が英語なだけであって国家言語では無いことを是非とも知っていただきたい。
私は日本という国がまだ民族国家なのだなと思い知らされました。
差別をしないためには、人との違いを理解するだけでいいんです。
あとは、かけがえのない人として尊敬する。
これだけです。
(その人と関わりたくなければ、その人を侮辱するのではなく離れてください)
2 私のベトナム人の友達について
彼は確かに被害者ですが彼みたいに全てを受け止めては心体ともにボロボロになってしまいます。
どうすればいいか……
差別を意図的にする人は本当に狭い環境、見方、などでしか自分以外の人を認めません。
そんなソーシャライズされていない人たちに攻撃されたとしても決してめげないでください!
今はあなたを受け入れる人の方が多いです!
私たちはどんどんそういう時代へ移り変わっています。
そしてもう一つ……
攻撃されたからといって、仕返しや攻撃された人ではないが同じグループの人(例、同じ国籍や人種)を身勝手なバイアスで嫌わないでください。
嫌いになるのは攻撃された人のみで結構です。
これが難しいことは重々承知なのですが、
こうでもしないと負の連鎖が止まらなくなります。
そうです。
差別の連鎖です。
今回はこのへんにしておきましよう。
また差別について語るかもしれません。
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@Ren_Hatano
はーたの、